手形割引

腕をくむ男性社員

手形割引は17世紀末にあの国で始まった

手形割引とは、まだ満期になっていない手形を、金融機関等が引き取って、満期日までの利息を差し引いた上で現金と引き換えることです。手形割引は、現代の金融においては、なくてはならない存在ですが、その歴史を振り返ってみると、遠く17世紀にまで遡ることが可能です。 近代の金融制度が確立された17世紀末のイギリスで、手形割引も制度化されたことがわかっています。 それまでは教会が商人のために、短期の融資を行っていましたが、禁令によって徴利行為が禁止されてしまったため、公的に債権債務を処理できる制度が必要となったのです。 その後、18世紀になると手形割引は大陸にも伝えられ、一気に世界中へと拡散していきました。企業にとっては、短期に債権を現金化することができるため、企業活動にはとても大切なものとなっています。

手形割引とは

日本国内での商取引では「約束手形」を利用した支払いが行われるケースが多々あります。この約束手形は満期日になるまで、現金化できない証券となっていますが、手形割引という制度を利用することで、満期日前に現金化することが可能です。 方法は、満期日前の手形に関して、満期日までの利息額に相当する金額と割引手数料を差し引いて、割引業者である第3者へ裏書譲渡を行います。 手形割引を利用する際の注意点は、手形割引後に信用状態が悪化した場合は、割り引いた手形を買い戻す義務が生じる可能性がある事です。 手形割引を利用するという事は、商売の運転資金に余裕がない場合もあるため、買戻し義務が発生すると急に現金が必要という事態にもなりかねないため注意が必要です。

このエントリーをはてなブックマークに追加